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ジャガールクルト レベルソ

ジャガールクルト レベルソ

小さな時計製造アトリエから始まった

ジャガールクルトは1833年に、ル・サンティエ村の小さな時計製造アトリエから、始まりました。
実は、ルクルトは時計技師というよりは、部品を作る技術の発明家に近かったのです。
彼は、数々の発明を通して、時計製造の腕を培ってきました。

そんな時、彼の発明が時計界に大きな影響を与えました。
「ミリオノメーター」と「竜頭巻き時計」です。
「ミリオノメーター」はミクロン単位の測定ができる当時としては、画期的な計器でした。
これによって、ジャガールクルトは精密な部品をつかえるようになったのです。

「竜頭巻き時計」は1847年の発明でした。
当時の懐中時計は、文字盤に穴があり、そこに鍵を入れて、ムーブメントを巻き上げるというしくみです。
そこを換えたのが「竜頭巻き時計」で、鍵を使わず、代わりに竜頭と小さなサイズのボタンを使います。
おかげで、鍵はいらないようになりました。

開発後、4年がたち、1851年のロンドン万国博覧会で、この仕組みを採用した懐中時計が金賞に輝きました。
こうしたことが、このブランドの原動力となったのです。

レベルソはどのように誕生したか

世界にその技術を認められたジャガールクルトは、1931年の「レベルソ」の開発に至りました。
世界最古のスポーツ競技「ポロ」の選手の注文がきっかけだったのです。

その注文は「衝撃があっても大丈夫な腕時計」でした。
その腕時計がレベルソです。

ルクルトは、文字盤の180度回転によって、斬新なデザインをつくりました。
ラテン語でレベルソは「回転」を意味します。
ケースの180度回転により、文字盤が守られるという仕組みは、ルクルト独自のものです。

レベルソに搭載された超薄型ムーブメント

レベルソには、1931年から採用されている超薄型ムーブメントがあります。
このムーブメントは180度の回転のために作られました。

超薄型で四角になっているムーブメントは、モデルも様々です。
GMT機能のものや豪華なダイヤモンドなど、多種多様なものがあり、それらすべてがかなり薄くなっています。

表と裏の違い

レベルソは表と裏の違いがあるところも、見逃さない方が良いです。
たとえば、ジャガールクルト自社製手巻きムーブメント843内蔵のモデルだと、裏がシースルーバックになっているので、ユニークな感じになります。
そして、ケースがシースルーバックでレベルソを感じる角形です。

レベルソ独特のモデル「デュオ」は、昼夜を意識した文字盤がおしゃれな雰囲気になっています。
また、裏面がシンプルな「レベルソ」も昔から、人々に愛用されているものです。
そのムーブメントは、Cal.822を内蔵し、自社製の手巻きの確かな制度をアピールしています。
また、女性用モデルのナイト&デイでは、表面がシンプルなシルバーダイヤル、裏面はダイヤとシェル文字で豪華な感じです。