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乗れるロボット「アーカックス」

乗れるロボット「アーカックス」

アーカックスとは

ヱヴァンゲリヲンや機動戦士ガンダム、マクロスなどのロボットアニメを見て、自分もロボットを操って敵をやっつけたい、そんな夢を持っている男性は多いかもしれません。
プラモデルやフィギュアのコレクションを集めて、部屋に飾っているというひともいるものです。
ところで、男性の夢をかなえてくれるプロジェクトが日本で行われているというのは知っているでしょうか?
このほど「アーカックス」というコードネームで、東京のツバメインダストリがロボットの販売を開始しました。

ロボット?そんな夢のような世界が現実にあるのか?と疑いたくなるかもしれませんが、それが実は現実のものになりました。
アーカックスは、高さが4.5メートルで左右には2本のロボットアームをそなえるまさに本格的なロボットです。
移動は4本の「脚」に装着されたタイヤで走行することが可能で、高さもモードに合わせて自由に形が変わるようになっています。
アーカックスを見た人は、突然のロボットの登場に驚くこと間違いなしです。

重量3.5トンのボディで、形を自由に変えられるように28カ所に関節をそなえています。
気になるのがコックピットですが、ロボットの密閉空間は暑くなることを考えて、産業用エアコンが装備されています。
これなら、暑い夏でも快適にロボットの操作を楽しめることでしょう。

なぜエアコンをつけることにしたのか、その理由は簡単で、プロトタイプの製作段階においてエアコンをつけずにコックピットに搭乗したら、暑すぎて熱中症手前までなってしまったからだそうです。
快適性や実用性をしっかり考えて開発されたのがアーカックスなのです。

完全受注生産で限定販売

アーカックスは完全受注生産で、販売数は限定5台なのだそうです。
すべて手作りで製作することもあって、納期は1年から1年半、お値段はなんと1億5千万円ほどです。
ターゲットはロボットアニメ世代の富裕層で、ガレージにコレクションとして保存しておきたいというユーザーを念頭においているのだそうです。
もちろんナンバーを取得すれば公道も走行可能で、遊び心あふれたメーカーの心意気も感じられます。

今後の販売状況を見ながら、さまざまなカラバリを用意する計画もあります。
ロボットアニメファンにはたまらない、かの河森正治氏のデザインした新たなコンセプトロボットも開発されるとのことです。
しばらく、自走できる本物のロボットたちから目が離せません。
値段は決してお手頃とは言えませんが、ロボットをいつかは操縦してみたいという気持ちをかなえてくれる、まさに男心をくすぐるのがアーカックスなのです。
ただし、敵をやっつける機能は装備されていないので、あくまで趣味専用のロボットをイメージするようにするといいかもしれません。