2021年に30周年を迎えるスーパーロボット大戦シリーズ

日本を熱狂させたロボットアニメ

子供のころ、ロボットアニメを熱心に見たという方はいませんか？
大人になってからもグッズ集めなど、まだロボットが好きという人もいるでしょう。

ロボットアニメは昭和40年代に出現しました。
テレビが一般家庭に見広く普及したことも追い風になりました。
超未来の科学によって誕生したロボットが地球の平和のために戦う、このシチュエーションが全国のちびっ子たちの心をとらえて離しませんでした。

ヒーローが協力して戦う

ロボット物が確固たる地位を築いた中で誕生したのが、スーパーロボット大戦シリーズです。
アニメの中で登場するロボットヒーローたちが手を携えて、共通の敵と戦うというシミュレーションRPGです。
まさにヒーローもののオールスターといった感じです。
単体のキャラでも興奮したのに、一度に複数のヒーローが登場することで胸を熱くしました。

スーパーロボット大戦シリーズが最初に発売されたのは、1991年のことでした。
当初はゲームボーイ用のソフトとして販売されました。

その後ファミコンやスーファミなどの家庭用ゲーム機のソフトも開発されました。
いろいろなゲーム機で遊べるようになって、ロングセラー商品となったわけです。

ファンを圧倒するダイナミックな動き

スーパーロボット大戦シリーズがこれほどまでに長く支持を集めているのは、やはりその動きにあるでしょう。
画面の中を所狭しとばかりに動きまくるその姿は迫力があります。

しかもそれぞれのロボットには必殺技があります。
一撃筆頭の技が決まって、敵を負かした時に見ているものは最高のカタルシスを味わうことができるわけです。

さらにこちらのゲームには「精神コマンド」と呼ばれる機能も搭載されています。
技を出すにあたって力を込めるとか、高い反応で敵の攻撃を回避するなどの細かな演出ができます。
従来のテレビアニメ作品では感じられなかった臨場感を自分で演出できるところは大きな魅力といえます。

演出家になった気分になる細かな設定

スーパーロボット大戦シリーズには、アドベンチャーパートというものが用意されています。
ロボット物が好きな人は一度にいろいろなヒーローが手を組むのは興奮ものでしょう。
しかし一方で時代設定が異なるので、世界観が微妙にずれるためそこに違和感を抱く人もいるでしょう。

その矛盾を調整するために用意されているのが、アドベンチャーパートです。
結果的に大河ドラマのようなボリュームのある、しかも一貫した物語を紡ぎだすことができるわけです。

人によって「このキャラが好き！」というものがあるでしょう。
こちらのゲームでは自分のファンのロボットを強キャラにできます。
最後はお気に入りのキャラが敵を打ち負かす、そこで留飲を下げられるのも魅力の一つです。