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エヴァンゲリオン

エヴァンゲリオン

今もまだ続くエヴァシリーズ

ファーストガンダムを小学生時代に見ていた世代にとって、20代になって再び同じような感動を覚えることになったのがエヴァンゲリオンというアニメです。

ただガンダムから10年以上の時間が経過してからの制作ということもあって設定や時代考証もかなり違っているのですが、根本的な話の流れはかなりガンダム世代を意識していることがわかります。

また通常のロボットとは異なり、機械の操作ではなくパイロットの思念が操作技術になるという発想もまた新しいタイプのロボットだったと言えます。

私自身はエヴァンゲリオンは最初のシリーズはかなりしっかり見ていたのですが、そのあとに繰り返し劇場版として制作された作品については実はあまり見ていません。

作品に飽きたというよりも、もともとガンダム世代を強く意識して制作されていたはずのストーリーが現代向けにアレンジされすぎてしまったというところで気持ちが離れていってしまったのかもしれないなと思います。

機械の操作ではないのは未来図か?

私などはゴリゴリのバイク乗りで自動車やオートバイのメンテナンスも大好きな生粋の機械オタクなので、機械いじりを通じて時に人間くさい動きをするというところが魅力として感じられていたりします。

ですがエヴァンゲリオンは機体を動かすためにまずパイロットが機内に乗りこむことで頭部にヘッドセットをつけることで脳内の神経をシンクロさせます。

このパイロットと機体の適合性を「シンクロ率」と言って操縦者の腕前として設定しているということがまたエヴァンゲリオンというアニメの大きな特徴になっています。

アムロ・レイも内向的でオタク気質な青年でしたが、もともと機械いじりが好きでコンピューターにも大きな関心を持っていたという人物像としてえ描かれていました。

エヴァンゲリオンの場合、パイロットのシンジ君は特別にコンピューターや最新技術に関心があるというふうではなく、エヴァンゲリオンという機体とのシンクロ率の高さも要するに早くに亡くなった母親への思念のなせる技だったというところに大きな違いがあります。

本人の技能的な努力よりも思念の方が大きな力を発揮するというあたりが今どきの若者世代のロボットに望むことなのかな?という勘ぐりもしたくなってしまいます。