鉄腕アトム

鉄腕アトム

言わずと知れた手塚治虫の代表作

日本のアニメ史上で最も早く意志を持ったロボットとして描かれた作品が鉄腕アトムではないかと思います。

鉄腕アトムといえば手塚治虫作品の中でも飛び抜けて有名なもので、日本だけでなく海外にも多くの読者のいる世界的な名作です。

アトムはもともとは天才科学者の天馬博士が交通事故で亡くなった自分の息子そっくりのロボットを作ろうとしたことで誕生した存在です。

あまりアトムに詳しくない人はお茶の水博士がアトムを作ったと思っていることもあるようですが、お茶の水博士はその後のアトムの世話をしている人であって制作者ではありません。

ちなみにアトムの家族として登場してくるアトムの父や母、妹のウランはお茶の水博士が制作しています。

ロボットの人権についてがテーマ

鉄腕アトムでは宇宙人や他の組織が作ったロボットなどが敵として登場し、それにアトムが10万馬力という強力な力を武器に立ち向かっていきます。

ここまでは普通のロボットものなのですが、実は話の裏側にはロボットが人間とともに生活していくための人権の問題が深く関係しています。

ロボットは人間が便利に暮らしていくための道具なのか、それとも人工知能を持った時点で人権の対象になる存在なのかというかなり重い悩みが含まれていたりします。