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戦国時代北条家に仕えた忍者風魔一族

戦国時代北条家に仕えた忍者風魔一族

北条家と風魔一族

戦国時代は忍者もかなり活躍していました。
そして武家と密接につながっている忍者も少なからずいました。
例えば今回紹介する風魔一族は、北条家に仕えていました。

風魔一族が活躍した戦として、黄瀬川の戦いがあります。
このとき北条家は徳川家康と同盟を組んで、武田勝頼と戦いました。

このとき風魔一族は、闇夜に紛れて武田軍に乗り込んでいきます。
将兵の生け捕りや馬を逃がす、陣中への放火などの奇襲で混乱に陥れました。
武田軍に大きな損害を与えて、一戦交えることなく撤退せざるを得なくなりました。

風魔小太郎の存在

風魔一族を語るうえで風魔小太郎の存在はやはり無視できません。
風魔小太郎は風魔一族5代目の首領でした。
身長は2メーター超えで筋骨隆々とした肉体の持ち主であったとされます。

しかも声を出すと実に5㎞先の人にも届いたといわれています。
さらに優れた乗馬技術を有していました。
これだけの能力を北条家が認め、自分の陣営に引き入れたのです。

従来の忍者とは一線を画す

忍者というと身を隠して諜報活動を行うイメージを持つ人もいるでしょう。
しかしその意味では、風魔一族は若干異なる役割を担っていました。

風魔一族の場合、闇夜に紛れて敵陣を奇襲するのが得意でした。
先ほど紹介した黄瀬川の戦いでもその能力がいかんなく発揮されました。

過去の歴史書の中でも、風魔一族の名前はしばしば登場します。
それを見ると山賊や海賊の類という紹介のされ方をされているようです。
ですから忍者というよりも盗みや夜襲など狼藉を働く無法者集団という趣がありました。

北条家はその後小田原合戦で豊臣秀吉に敗れました。
主君がいなくなってしまった風魔一族は、野盗に成り下がってしまいました。
関東一帯で驚異の存在になりました。

しかし江戸幕府になって、野盗の取り締まりが強化されました。
そして最終的に江戸幕府によってとらわれてしまい、1613年に処刑されました。

小田原城では関連イベントも

しかし今なお風魔一族の存在は知られています。
例えば北条家の居城だった小田原城では、風魔一族に関するいろいろなイベントが開催されています。

さらに2019年には「小田原城NINJA館」が生まれました。
風魔一族の武器であった手裏剣や吹き矢を実際に手に触れることができます。
また忍者コスチュームも用意されていて、こちらを身に着けて記念撮影などもできます。

また小田原城では2013年から「天下一忍者決定戦」という大会も開催されています。
忍者としての腕前を競ういろいろな競技がラインナップされています。
この大会で優勝すると「風魔小太郎」の称号が授けられるといわれています。
興味のある人は休日を使って小田原旅行をしてみるといいでしょう。