1. >
  2. >
  3. ランボルギーニ
ランボルギーニ

ランボルギーニ

トラクターから始まったランボルギーニ

ランボルギーニは高級スポーツカーのブランドとして、世界的にも有名ですが、原点はトラクターだったのです。
創設者のフェルッチオ・ランボルギーニは、トラクター製造をしていました。
トラクターの製造販売が順調で、大金を手にしたフェルッチオ・ランボルギーニは、当時から成金のお決まりコースとなっていた、フェラーリを購入します。

ところが乗っていたフェラーリが故障してしまいます。
元々トラクターの製造販売をしていた事もあり、故障した部品を送ってもらい自分で修理しようとしました。
送られた来た部品を見てフェルッチオ・ランボルギーニは、驚きます。
なんとの部品は、トラクターに使用しているのと同じ上に、値段だけ高かったからです。

当然のようにフェルッチオ・ランボルギーニは、フェラーリに対してクレームを入れますが、相手にしてもらえなかったそうです。
そこでフェラーリを見返すべく、自分で車の製造販売をする決心をして、ランボルギーニというブランドが誕生しました。

ランボルギーニの名車

ランボルギーニ社は1962年に設立されます。
翌年にはランボルギーニ初となる、350GTVを開発しショーに出品しますが、販売までにはいたりません。
創設者のフェルッチオが、デザインを気に入らず、途中で展示を辞めてしまったのが原因です。
やっと販売にこぎつけても、乗り心地の悪い車として酷評されます。

1964年には350GTを発表し評価され、その後も後継車となる400GTを販売します。
1966年には、伝説として今も語り継がれる、ランボルギーニ・ミウラが誕生します。
ミウラは闘牛士の名前が由来だそうです。

発売当時は注目されますが改良点も多く、1971年のSVモデルで評価されます。
伝説の名車と言われるだけあって、今は数が少なく中古でも3億円はくだらないそうです。

伝説のスーパーカー ランボルギーニ・カウンタック

1971年には後にスーパーカーブームの火付け役となる、ランボルギーニ・カウンタックが登場します。
400馬力でV型12気筒エンジン、最高時速300kmというところも注目されましたが、一番の注目は、横ではなく上に向かって開く、ガルウイングドアです。
かもめの翼という意味があるように、左右のドアを開けた時まるでかもめが飛んでいるような姿に見えるのが特徴であり、人気の理由でした。

ちなみにガルウイングドアは1954年にメルセデス・ベンツが最初に採用しています。
ランボルギーニ・カウンタックも現在では数が少なく、中古でもかなりの高額で取引されています。
日本にもランボルギーニの名車を所有している有名人は数人います。
ランボルギーニ・ミウラは元プロ野球選手の山本昌さん、ランボルギーニ・カウンタックは漫画家の梅澤春人さんが所有していたと話題になりました。