フォードGT

フォードGT

伝説を残したフォードGT

フォードGTは2006年に一度生産を終了していますが、2015年デトロイトで開催されたモーターショーにて、新型のフォードGTを発表し世間を驚かせました。
フォードGTといえば、1966年にルマン24時間レースに優勝した事でも注目されました。
ちょうど節目となる、50年目に新型フォードが販売されます。

1960年代は、ルマン24時間大邱レースにおける最強がフェラーリでした。
アメリカはフェラーリで勝負するイタリアになかなか勝てずにいましたが、1966年にはフォードGT40という、車高が40インチの車を作った事で、イタリアを破り1位から3位までを独占します。
この時のフォードGTは、最大出力500ps/6500rpm、最高速度は時速330kmと、今で言う神がかったスペックでした。
その後1970年にポルシェが優勝するまで、GT40は4連覇を達成するという伝説を残しました。

打倒フェラーが誕生のきっかけに?

フォードGTの誕生は、ずっと勝てなかったフェラーリに対抗するためというきっかけから誕生しています。
それからというもの、人気車種になりますが、2006年に生産終了となった時は、多くのファンから惜しまれる声があがりました。

フォート100周年の時には、限定1,500台だけ、限定車が販売されます。
GT40を思わせるフォルムは、当時よりも少し高い車高44インチで、V8エンジンを搭載しているスーパーカーです。
残念ながら日本への正規輸入はありませんでしたが、数台だけ個別輸入されています。
世界中で限定1,500台という事もあって、高額にも関わらず、即販売終了となった事も注目されました。

新型フォードGTの特徴

2015年のデトロイトモーターショーでフォードは、3台の新作を発表しています。
ピックアップトラックと、シェルビーマスタングGT350のサーキット仕様という、アメリカではかなり人気の車種だったにも関わらず、3台目のフォードGTの影に霞んでしまった感があります。

GTシリーズとしては3代目になりますが、今の時代に沿ったスタイリッシュなデザインとなっていますが、GTのコンセプトはきちんと引き継がれています。
ボディはカーボンファイバーとアルミニウムを採用した事で、軽量化にも成功しています。
リアスポイラーは、ドライバーが操作できるようになっていて、高さや角度が変えられるようになっています。

フォードGtファンは日本にも多数いますが、どうやら新型のフードGTを購入するのはかなり難しいようです。
価格は日本円で約4,200万円と言われていますが、お金を出せば購入できるわけではありません。
フォード社は、過去のフォードGTを所有していた人、フォード車を多く購入しているなどの条件を設け、条件に合っている人を優先して販売すると言われています。
また購入したら一定期間は車を所有する事も条件となっており、転売もできないような措置を取っています。