フェラーリ

フェラーリ

フェラーリの歩み

真っ赤なボディに、黄色と黒い馬のエンブレムが特徴的なフェラーリは、アルファ・ロメオのレーシングドライバーだったエンツォ・フェラーリが、友人と一緒に1929年に作ったチームが現在のフェラーリ社の前身となりました。

その後フェラーリ社としてレース用のスポーツカーの製造販売を行いますが、1940年の第二次世界大戦により、イタリアではレースが禁止されてしまいます。
一時は工作機械製造会社を経営しますが、戦争が終わり1947年には再び自動車工場を設立し、スポーツカーの開発をスタートさせます。
しばらくの間はレース用のスポーツカーを専門にしていますが、徐々に自動車の受注販売に乗り出します。

1953年には初の市販車となる、フェラーリ250が誕生します。
ただしベースがレース参戦仕様だったため、乗り心地はあまり良くなかったようです。
市販車を手がけるようになっても、品質や機能性が落ちる事はなく、欧米ではセレブにファンが多い事から、ブランドイメージはさらに高くなります。
自社製品の広告をしないにも関わらず、ここまで支持されているのは、やはりクオリティの高さが認められているからでしょう。

フェラーリの名車

フェラーリには今までに名車と呼ばれた車種がいくつかありました。
2002年に創業55周年を迎えた事を記念して販売された、エンツォ・フェラーリは創業者の名前を採用しています。
399台限定という事もあり、希少価値が高い事でも知られています。
販売価格は7,850万円でしたが、中古でも1億円は下りません。

フェラーリはほとんどがイタリア人によりデザインされていますが、エンツォ・フェラーリは初めてイタリア人ではなく、日本人がデザインした事でも注目されました。
デザインしたのは、奥山清行さんで、自身でデザインしたエンツォ・フェラーリを所有しているそうです。

エンツォ・フェラーリの後継車となる、ラ・フェラーリは、2013年に販売されたハイブリッド車です。
こちらも499台の限定販売で、価格は1億6,000万円です。

最新のフェラーリ

フェラーリは過去にも数々の名車を生み出してきました。
ここ最近のフェラーリもチェックしてみましょう。

フェラーリ・F12ベルリネッタは、フェラーリ史上パワーと性能がNo.1と言われています。
12気筒エンジンは、ミッドフロントに搭載されていて、後部をコンパクトに、アルミニウム素材を用いるという新たな試みにより、さらに軽量化にも成功しています。
内装はポルトローナフラウのレザーを使用しており、高級感があります。
全て手作業で作られているのもフェラーリの特徴です。

フェラーリ・フォーは、4輪駆動から名前を取った4シーターモデルです。
フェラーリにしてはややコンパクトな印象ですが、それでも高級感にあふれています。