恐竜

恐竜

藤子・F・不二雄先生も愛した恐竜

子供の頃に何気なく親が買ってくれた百科事典を見ていたら恐竜のページを見つけ、以来とても心引かれて何回もそこだけを見なおしてしまったというような思い出があります。

恐竜は人類が地球上に現れるずっと以前にいた生物ですが、その形や種類はとても不思議なものばかりで「これが本当に地球上にたくさんいた頃はどんな風景だったんだろう」と想像力が掻き立てられます。

恐竜とひとくくりにしてしまいますが、実際には恐竜が地球上にいた時期は今から約2億5000万年前~6550年前までと非常に長く人類の歴史と比較して膨大な時間がそこには経過しています。

ですのでその時期にどんな恐竜が最も勢力を持っていたかは時期によって異なり、恐竜の大きさも見た目も相当に違っています。

なので人間の目から見れば「恐竜」ということで同じでも、恐竜全体が絶滅するまでにはいくつもの種類の動物が覇権を交代させてきたというふうにも言えます。

恐竜についてはまだまだ謎な部分も多く、どうして急に絶滅をしてしまったのかや、どんなふうに進化をしてきたのかということについては研究の途中となっています。

それだけに想像をするときのロマンも大きいものです。

藤子・F・不二雄先生も恐竜が大好きで生前から相当に詳しかったと言われており、考えるだけでもわくわくするこの感覚は多くの人が共通して持っているものではないかとも思います。

参考>>恐竜図鑑

どうして絶滅をしたのか?

かつて地球上を支配していた恐竜でしたが、その終わりは突然訪れたといいます。

約2億年も地上に君臨してきた恐竜でしたが、それが約6550万年前の時期に突然に絶滅をしてしまい、そこから全く異なる生態系が始まり約400万年前になってようやく人類の祖先とされる生物が誕生することになります。

こんなにも突然にすべての恐竜が絶滅した理由についてはいろいろな説があるのですが、現在最も有力視されているのが「巨大隕石衝突」です。

その原因となった隕石の落下したあとが現在のメキシコ国内の「チチュルブ・クレーター」で、このときに衝突した巨大隕石のためまず近くにいた恐竜たちが衝撃や熱線で死滅し、衝撃によって起こった大地震により後半の地域にも影響が出て、派生した津波により被害が多く出たとされています。

また衝突によって巻き起こったチリや土砂は地球の表面を覆い太陽の光を長期的に遮り氷河期をもたらしたとも言われます。

その結果植物がなくなって餌を十分に確保できなくなり恐竜は次々に死滅していったとのことです。

国内最大級の恐竜博物館

最初に紹介した藤子・F・不二雄先生ですが、恐竜が相当好きだったということがわかるのが実際に化石が自室に飾られていたということからです。

サーベルタイガーの頭蓋骨や巨大恐竜の背骨のようなものも残されており、実際に化石が発掘された現場にも何度か訪れられたんだろうなということが想像できます。

恐竜好きな人におすすめをしたいのが、日本最大級の恐竜博物館である「福井県立恐竜博物館」です。

こちらは既に建物の入口に恐竜を模したオブジェが置かれている徹底ぶりで、4階構造で全フロア恐竜だらけと大変大規模な展示となっています。

完全な恐竜の化石の他に、実際に生きていた頃を再現した人形もありかなりのボリューム感に大満足できます。

本物の恐竜の化石とまではいきませんが、マニアごころをくすぐる恐竜土産もたくさんなのでぜひツーリングででも一度訪れてみてください。