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ソロキャンプが男心を鷲づかみする理由と始め方

ソロキャンプが男心を鷲づかみする理由と始め方

ソロキャンプに詰まった男のロマンとは

普段は仕事と家の往復ばかりで、休日はダラダラと過ごしてしまいがちな人も多いでしょう。そんな中でソロキャンプをはじめた人は、次の休日が楽しみでワクワクする毎日を過ごせるようになります。というのも、子供のころに遠足が近くなるとワクワクして眠れない日があったような感覚と同じで、キャンプがひとつの目標になって、ソロキャンプまで頑張ろうと自分を奮い立たせてくれるのです。冒険に出かけるようなワクワク感と、非日常的な空間、自然を独り占めしているような感覚が男の心を鷲づかみにして離しません。
特にソロキャンプは、人に気を使う必要もなく、自由気ままに好きなことができるので人気が高まっています。
自分のこだわりのギアを使って、優雅な時間を楽しむ。そして夜には満天の星空の下で焚火をしながら酒を飲む。ソロキャンプこそ本当の男のロマンでしょう。

ソロキャンプの楽しみ方

普段の日常とは違うことをするのがキャンプの醍醐味。非日常的で家だとめんどくさいと思ってしまいそうなことがキャンプでは楽しくなります。

焚火で冒険感を出す

火の取り扱いは危険ですが、そういった危険な物こそ、ワクワクします。キャンプ場についたらまず焚火を付けるという人も多く、焚火好きなキャンパーは多いようです。
ライターやバーナーなどを使わずファイヤースターターで着火すると、サバイバル感も出てワイルド感が増します。寒い時期は焚火で暖をとり、暖かい時期は調理用に使ったり、火を眺めたりするだけでも非日常感を楽しませてくれるでしょう。

憧れを詰め込む

大自然の中で優雅にブラックコーヒーを飲む男性や、星空の下で焚火をしながらウイスキーを飲む男性、分厚い肉を豪快に焼いたり、燻製やパエリアなど手の込んだつまみを作ったりする男性を想像するだけでかっこいいですよね。昼間からビールを片手に好きな音楽を聞き、芝生の上で昼寝していても、なんの問題もありません。ソロキャンプでは憧れを叶えられたり、自分のやりたいことを思いのままに詰め込められたりします。

ゆったり流れる時間を自由に使う

普段から使い慣れているスマホやテレビから離れて、ゆったり流れる時間を満喫するのはとても贅沢に感じてきます。普段は読まない書籍を読んでみたり、やったこともない釣りをしてみたり、石を積み上げるロックバランシングをしてみるのもいいでしょう。好きな物や普段はやらないことをやってみるのもいいですし、全くなにもせず焚火を長めながらぼーっとコーヒーやお酒を堪能するのもおすすめ。贅沢に時間を使えるのがキャンプの魅力です。

ソロキャンプに最低限必要なアイテム

キャンプをこれから始める人は、最低限これだけは持っておいたほうがいいギアをチョイスしました。ギアというのは、キャンプで使う道具やグッズのことです。

  • テント
  • 椅子とテーブル
  • 調理器具
  • ライト

これだけでソロキャンプは始められます。泊りで行く場合は、寝袋とマットを追加すればOK。案外必要な物は少ないので、始めやすいのもソロキャンプの魅力です。
テントはキャンプに必須アイテムですが、車泊や日帰りの場合はタープだけでもいいでしょう。テントがあったほうが、秘密基地や自分の城を作るような感覚が味わえるのでおすすめです。
椅子は座り心地のいい物を選びましょう。読書したり、焚火したり、食事したり、お酒を飲んだり、キャンプでの定位置は椅子になります。長時間座っていても疲れない、自分の体系に合う椅子があると、よりキャンプを楽しめるでしょう。
調理器具とひとまとめにしましたが、フライパンや鍋、包丁、まな板、カトラリー、食器類があれば食事はできます。包丁やまな板はかさばるので、キッチンバサミひとつあれば、肉もワイルドに切りながら、洗い物や持ち込むアイテムを減らせるでしょう。食器類もフライパンや鍋を直接お皿替わりにしてしまえばなくてもOK。まさに男料理です。

キャンプで持っていけば便利という物がたくさんあるので、ギアを増やそうと思えばかなり増やせます。最低限揃えておきたい物は押さえて、経験していくうちに要領が分かってきて必要な物が見えてくるので、最初からフルセットは揃っていなくても問題ありません。

ソロキャンプをより楽しくするキャンプ道具

  • 焚火セット
  • タープ
  • ナタ
  • ダストBOX

焚火をする場合、キャンプ場で直火はNG。許可されているキャンプ場は限られているため、焚火するためのギアが必要です。
焚火セットは、焚火台と火消し、グローブで焚火台以外はなくてもいいですが、あると便利です。焚火を終えたら片付けをしますが、キャンプ場では炭や灰を捨てられないところもあります。また、火がついている木に水をかけて鎮火させると焚火台が変形してしまったり、中のほうまでしっかり鎮火できていなかったりすることも。燻ぶった状態でゴミ袋などに入れてしまうととても危険ですので、火消しつぼに入れて鎮火させましょう。入れて蓋をするだけで持ち運びもコンパクトです。キャンパーのマナーとして持っておくといいでしょう。

タープは自由に調整がきく屋根のようなアイテムです。炎天下にずっといると疲れてしまいますが、形や角度を調整できるので、日差しよけや雨よけに最適です。
ナタが必要な理由はキャンプ場で販売されている薪は大きめサイズなため、小さいナイフでは時間がかかってしまいます。薪を割るのもキャンプの楽しみのひとつですので、スムーズに気持ちよく割れる道具があるとより一層楽しめるでしょう。
ダストボックスは、ゴミ袋を丸見えの状態にすると景観が崩れてしまう以上に、虫が寄って来やすくなってしまいます。仕分けもしやすくたためるタイプだと持ち運びも便利で、片付けも楽にできます。

道具選びは移動手段を踏まえて考える

あれもこれもと欲しくなってしまうキャンプギア。いろいろ買ってしまってから持ちきれないというのは悲しいので、先に移動手段を考えましょう。
車やバイクを利用しても、駐車スペースからキャンプサイトまでは持ち歩く必要があります。徒歩で持ち歩くタイミングが出てくることを念頭に道具を選んでください。

車なしでソロキャンプ

バスや電車で行けるキャンプ場もありますので、徒歩で行くという方もいるでしょう。一人で公共交通機関を利用する場合は、持てる量は限られてきます。東京の電車では縦・横・高さが250cm以内、重さ30kg以内の物を2個までとなっています。地域によっては規定が異なる可能性がありますので、チェックしておきましょう。
行きより帰りのほうがかさばってしまったり、ゴミの分の持ち物が増えてしまったりすることも考慮して準備が必要です。

バイクでソロキャンプ

縦横のサイズは積載装置のプラス30cm、高さは地上から2m、積載方法は積載装置の前後30cm、左右15cmまでとなっています。原付だと30kgまで、それ以上のバイクは60kgまでです。いろいろ積みたいところですが、積みすぎてしまうと「積載違反」で1点マイナスの5,000円~罰金もあります。もし積んでいた物が落ちてしまったら、「転落積載物等危険防止処置義務違反」にもなってしまいます。こちらも1点マイナス5,000円~罰金が課せられるので注意しましょう。

車でソロキャンプ

車にはたくさん乗せられるので、安心してつめますが、駐車場から距離があると持ち運ぶのが大変です。キャンプ場の駐車場からキャンプサイトまでの距離は事前にチェックしておくようにしましょう。
コンパクトにまとめて持ち運びやすくしておくとか、キャリアカートを利用するとか方法を考えておくと、キャンプ場に付いた後も安心です。

イチから道具を揃えたら値段はいくら?

10万円前後が平均です。
ただ、最低限必要な物だけであれば5万円くらいで揃います。最近では100円均一のダイソーでもキャンプ道具が売られていて、1,000円商品として椅子やテーブルなども販売されています。キャンプ用品のブランドを買えば数万円かかりますが、ダイソーでは10,000円あればおつりが出るくらいです。ダイソーでは売られていないキャンプ用品もありますので、こだわりたい物と、お試し用などで切り分けして購入するといいでしょう。

1回のキャンプにかかる費用はいくら?

キャンプ場がファミリー向けかソロキャンパー向けなのか、大人数向けのコテージバンガロー付きなのかで価格は大幅に変わります。
一般的なキャンプ場では7,000円~10,000円ほどになることが多いようです。ソロキャンパー向けのキャンプサイトでは少し安くなりますが、5,000円~7,000円ほど。人によっては13,000円ほどになることも。
キャンプサイト以外にかかる物として、駐車場代、入場料金、ゴミ処理代、レンタル代、薪などの購入費、1泊の場合の夜・朝の食材費などが必要です。キャンプ場によりますが、大浴場が隣接しているところもあれば、シャワー施設の場合もあります。事前にキャンプ場の下調べしておいて、必要なアイテムをチェックしておくといいでしょう。

初心者ソロキャンプの注意点

楽しむためには事前準備が必須。大事なポイントは2つあります。

  • キャンプ場のまわりの調査
  • なにをするかイメージしておく

ドリンクや食料品はキャンプ場の近くで購入できれば、買い忘れがあっても安心です。時期によっては早めに準備し過ぎると食材が悪くなってしまうこともありますので、直前で購入するのをおすすめします。
キャンプ場でやりたいことのイメージを膨らませておく理由は、想定していないと道具を持ってきていないためにできないということも出てきます。突然釣りがしたくなっても道具がなければできませんし、アヒージョを作りたくてもスキレットやフライパンを持ってきてなければできません。
なにをするのか、なにを食べるのか、なにをしたいのかなどを想像していると、事前準備もしっかりできて、キャンプ当日が待ち遠しくなりますよ。