忍者とは

忍者とは

忍者とは何なのか

日本国内でもよく知られているのが「忍者」ですが、特に海外からの評価が異常に高い存在でもあります。

昔から忍者をモチーフにしたマンガやアニメはたくさんあり、「忍者ハットリくん」や「伊賀の影丸」「仮面の忍者 赤影」それに最近のところでは「NARUTO」といった作品もすべて実際に活躍をしてきたと言われる忍者の活動を下敷きにしたものとなっています。

忍者はだいたい鎌倉時代くらいから存在していたと言われており、全国の大名に使えたり独自の組織を持ちながら、諜報活動や破壊活動、暗殺といった活動をしてきたとされます。

そうした陰の組織といった存在は日本だけに限らず世界各地にもあったのですが、それらと日本の忍者が大きく異なるのは、独特の黒ずくめのスタイルに加え侵入や潜伏のために使用してきたとされる用具の独特さ、さらに一般の人にはない特殊な能力を数多く備えていたということです。

今も謎が多く残っている忍者の活動ですが、日本の歴史の陰でそうした不思議な集団が暗躍をしてきたと思うだけでもとても大きなロマンを感じます。

物語でよく登場する忍者像

物語などフィクションの世界で登場する忍者には共通した特徴があります。

まず顔全体を覆うようにしてかぶっている黒頭巾と黒装束、それに背中に刀を負っているというスタイルです。

他にも着物の下には刀などの攻撃から身を守る鎖帷子を着て、懐には鎖鎌やまきびしといったような特殊な武器を備えています。

忍者は素早く走ることができ、超人的な跳躍力を持ち、壁を登ったり屋根裏に潜入したり、水の中に潜って長く泳ぐことができるというふうにも言われます。

さらに独自の能力として付け加えられるのが、変装能力やめくらましなど特殊な術を使うことができるということで、お話によっては幻覚を作り出したり、突然発火をさせたりといったような摩訶不思議な超能力を見せたりすることもあります。

日本全国には「忍者の里」とされるような場所も残されており、それぞれの土地や実際に使えたとされる武将により、独自の組織体系や技を使うことができたと伝えられます。

有名なものとしては武将真田幸村に仕えたとする「真田十勇士」や、伊賀忍者として知られる「服部半蔵」、北条氏に仕えた「風魔小太郎」といったところがあります。

忍者の里を見学してみる

現在も忍者の様子を観光することができる場所があります。

まず忍者の里として最も有名なところとなっているのが三重県伊賀市で、ついで滋賀県甲賀市も同じくらい日本の忍者発祥の地として知られます。

この伊賀市と甲賀市は車なら約30分くらいしか離れていないので、忍者の里めぐりツアーをするということも手軽にできます。

伊賀市と甲賀市にはそれぞれ「伊賀流忍者博物館」や「甲賀流忍術村」「甲賀流忍術屋敷」といったような施設があるとともに、近隣の町並みにも忍者の修業あとを残す山並みが連なっています。

この忍者屋敷が大変よくできており、仕掛け扉など忍者屋敷独特の間取りになっていたり、実際に忍術の体験をすることができたりします。

施設の中のスタッフもかなり徹底しており、本格的な忍者の活動の様子をみることができます。